今月のトピック バックナンバー

姿勢の話1 良い姿勢のメリット

8月に入りました。関東では本当に毎日暑いのですが、九州や東北などは梅雨明けも遅く記録的な雨量で災害まででています。これも温暖化が関係しての事なのでしょうか?さて今月は温暖化とは全く関係ないのですが、今月のトピックは『姿勢』をテーマにしようと思います。

どうして姿勢が大切なの?

ファッションショーのモデルさんたちはとても綺麗な姿勢で常に歩いています。一般の人にも姿勢は大事なのでしょうか?姿勢を良くする事は身体にどんな影響があるのでしょう。反対に姿勢が悪いと損をすることがあるのでしょうか?それぞれ探ってみたいと思います。

良い姿勢とは身体横から見たときに「耳⇒肩⇒腰⇒膝⇒踝」が直線状に揃っていて肋骨が腰よりも前に出ていない事が目安です。また前から見た場合は「左右の耳、肩、腰、膝」の高さがあっているか膝頭の向きが正面を向いているかなどが目安になります。(細かいチェックは省きます)

良い姿勢が備わっていると筋肉の程よい緊張により、身体の各関節への負担が少なくなります。そして悪い姿勢と比較した場合、エネルギー消費に差が生じるといわれています。要するに脂肪燃焼が大きく、太りにくい身体であるということです。またスポーツ選手などには高いメリットがあります。プレー中に大きなパワー・スピードを生み出そうとする場合、筋肉に力が入っていたり、片寄った姿勢ではパフォーマンスは落ちてしまいます。

良い姿勢を身につけていることは、自動車で例えるならニュートラルポジションにいるという事でドライブにもバックにも動ける訳です。パワー・スピードを発揮するための動きの準備段階がニュートラルポジションであるとするならば、そのポジションが良い姿勢であれば高いパフォーマンスが期待できるはずです。

姿勢が悪いとどうなるの?

良い姿勢のメリットや重要性はお話ししました。では姿勢が悪いと都合の悪いことはあるのでしょうか? 姿勢は立位だけではなく、座った姿勢や動きを伴う姿勢、仕事での作業姿勢など常に人の身体と密な関係にあります。立っている時にどちらかの脚に体重を預けていたり、足を組むときに片側でしか組まなかったり、ショルダーバックを同じ側にだけかけたりしていませんか? その他、食事をする時の椅子やテーブルの高さ、テレビの置いてある位置、ハイヒールなどの履物なども姿勢形成に大きく関係します。

根本的な事では利き腕や利き足があることです。この様な事からも筋肉の使いづらい部分が出てきたり、硬い筋肉とゆるい筋肉が出来たり、強い筋肉と弱い筋肉が出来たり、色々な弊害が出てきます。筋肉の前後左右のバランスが大きく崩れることで肩こり、腰痛・膝痛・骨盤傾斜などをひきおこします。また、O脚やX脚、猫背やそり腰などの要因にもなります。 スポーツ選手などでは怪我や故障を起こすことが多くなるでしょう。

良い姿勢を続けることはかなり難しいと思います。であれば、気がついた時にお腹に力を入れてみたり、背筋をしっかり伸ばしたりしてみてはどうでしょうか?良い姿勢を維持することはスポーツ選手はもとより一般的に日常生活を営むためにも重要です。皆さんもぜひ綺麗な姿勢になるために工夫をしてみてください。

ページ上部へ