今月のトピック バックナンバー

食事の時間

明けましておめでとうございます2014年のスタートです。今年は自分にとっても節目の年で、少し新しいことにチャレンジをして行こうと考えています。今年もよろしくお願いいたします。

2014年初めのトピックは食事の意味と時間についてお話をしようと思います。イベントごとが多い今月は食事の時間が不規則になってしまいがちです。 参考になればと思います。

朝食

皆さんは朝食を食べていますか? 朝食は夜寝ている間に失われたエネルギーを補充するために重要な役割を持ちます。 前日の夕食から食事をしていなければエネルギー不足になっています。活動量が多くなる日中の脳や身体・内臓の働きを助けてくれます。 朝食の役割は

  1. 活動するためのエネルギーをつくる
  2. 脳へのエネルギーつくる
  3. ホルモン分泌を活発化させる
  4. 睡眠中の低下した体温を上げ新体・脳・内臓の活動を活発化させる

朝食の役割はかなり重要で『食欲がない』とか『時間がない』を理由に摂らないというのは仕事や学業をしていく上でもかなりマイナスポイントです。

昼食

次は昼食です。人が最も活発に動いている時間帯の食事ですから昼食もとても重要です。朝食で摂った栄養は午前中の活動でエネルギーとして利用します。 昼食は栄養素の補充を行うことが目的です。朝と夜の食事だけでは不足しがちな栄養素(ビタミンやミネラルなど)をバランスよく摂ることもポイントです。活動量が多い日中ですから糖質や炭水化物を摂ると良いでしょう。

夕食

そして、夕食です。ほとんどの人がメインにしている食事です。
役割は

  1. 一日使った身体や脳の疲労を回復
  2. 朝・昼食で補えなかった栄養素の補給
  3. 睡眠中に補修される骨や筋肉に必要な栄養素の補給

です。
タンパク質やカルシウムなどをしっかりと摂りましょう。

おやつは?

さてこの他に間食(おやつ)を食べる機会があると思います。間食は決して悪い事ではありません。ただしその役割を考え必要に応じて摂ることが重要です。

おやつは特に子供に対して必要です。成長過程にある子供たちは消化吸収機能はまだ未発達です。3食の食事だけでは補うことのできない栄養素を摂取することが目的です。また昼食と夕食の間があきすぎている場合などにも必要です。ただし、おやつの食べ過ぎで夕食が食べれない状況や、エネルギー過多になることは避けたいものです。

食事の時間

それぞれの食事の役割をお話してきましたが、ではいつ食べるのでしょう?理想的なのは食事の間隔は5時間~6時間程度。起床後の朝食を基本にしてあてはめてみると食事時間を算出できます。食事時間に規則性がなく、食べたり、食べなかったり夜中に夜食を食べたりなどの場合はどんな影響があるのでしょうか?

人は朝起きて働き(学校に行き)身体活動を日中に行います。そして夜は睡眠をとることでリセットをするようにできています。自律神経によってコントロールされエネルギー代謝もその中で行われています。睡眠時間が少なかったり、不規則な食生活が続けられると自律神経が疲労し正常な機能が働かなくなってしまいます。体内では体内時計をリセットさせるための特殊なタンパク質が生成されています。役割としてはリセットのほかに脂肪の蓄積もあります。このタンパク質の生成は1日の時間帯によって波がある事が解っていて、22時から2時に多く生成されています。18時~19時に夕食を済ませておくと脂肪蓄積のリスクは低くなります。

反対に夜中に食べることは脂肪をより多く蓄積させてしまいます。お酒を飲んだ後に締めでラーメンを食べるとか、夜中に起きていて食事を摂ることは自律神経の休む時間を妨げ、体調不良の要因にもなります。ダイエットにおいては脂肪の吸収を促進してしまいます。このような事からも食事時間はとても重要だといえます。子供の成長過程においてもとても重要です。

食事はできるだけ時間と内容(バランス)を考えて摂ることができると良いと思います。しかしマスコミ、メディア等で極端な情報が流れ、『18時以降は絶対に食べない』とか『炭水化物はとらない』などにしてしまうとストレスを感じてしまいます。時には好きなものを好きなだけ食べるのも良いですし、友人と食事を通じて楽しい時間を過ごすことも大切です。

今まであまり気に留めていなかった人も新年を迎えたことで再度自分の食習慣を見直してみてはいかがですか?

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