今月のトピック バックナンバー

若返りホルモン

やっと梅雨が明けました。それにしても今年の梅雨は長かったですね。今年の夏の予定は皆さんもうお決まりですか?熱中症には気を付けて楽しい夏を満喫しましょう。

さて今月のテーマですが皆さんは若返りホルモンってご存じですか?
その名の通り体を若々しく保つ働きがあって、減少すると、太りやすくなったり、疲れやすくなったり、不調が表れやすくなったりするホルモンです。若返りホルモンは具体的には男性ホルモン(テストステロン)、女性ホルモン(エストロゲン)以外にも、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)、成長ホルモン、メラトニンなどがあります。これらは全て30代を過ぎると、加齢とともに減少してしまいます。つまりそれが老化を進める原因となるわけです。

若く見える人の秘密

世間には年齢より若く見える人がいます。そういった方はこの若返りホルモンの分泌が多い人だといえます。具体的に若返りホルモンはどのような若返り効果があるのでしょうか?

男性ホルモン
筋肉をつくり、皮下脂肪を蓄えにくくします。
女性ホルモン
髪の毛、肌、などにハリやツヤを持たせ骨を丈夫にします。
DHCA
男性ホルモン、女性ホルモンの原料になり、免疫力の調整、糖尿病や動脈硬化の予防もします。
成長ホルモン
傷んだ細胞を修復し、新陳代謝を促し、疲労回復を行います。
メラトニン
体内時計に従って睡眠を安定させ身体の老化と関連が強い活性酸素を消す作用を持ちます。

このような効果がある若返りホルモンは40代には少しずつ減少してしまう訳です。では若返りホルモンを増やしていくには具体的にはどうすれば良いでしょう。

まず成長ホルモンは筋力トレーニング後、睡眠中に増加するといわれています。メラトニンは起床後15~16時間後に産出されます。DHEAが分泌されるタイミングは未だはっきりしないようですが、筋肉量が増えると増加することはわかっています。

このようなことから筋力トレーニングと睡眠が大きなキーになるようです。また食事を考えたときにタンパク質を多くとることは筋肉生成に大きな影響があるので良いようです。

筋力トレーニングをすることで成長ホルモンを分泌させる。タンパク質を摂取することで筋力トレーニングで傷ついた筋繊維を修復し筋量を増加させる。筋量が増加することでDHEAの分泌を促す。それと、自然薯にはDHCAが含まれていることが分かっています。『長いも』『自然薯』をすって『とろろ芋』を摂取するとDHEA分泌が多くなるといわれています。さらに睡眠をしっかりととることで成長ホルモンが分泌されます。

若返りホルモンは20歳前後にピークに達した後、加齢とともに直線的に低下し、70歳時ではピーク時の20%に、85~90歳では5%まで低下してしまいます。少しでもこの減少傾向を遅らせていけると良いですね。

若見え

まとめてみると若返りホルモンを分泌させいつまでも若々しくいるには、運動、休養、栄養の3大要素をしっかりとバランスよく行うという事です。健康に関することや、ダイエットなど様々な身体に関わることはすべて規則正しい生活が必要であるといえます。

現代社会においてストレスや栄養過多、運動不足がやはり問題になります。自分自身の生活習慣を見直していくことで、いつまでも若々しい容姿を維持できるのではないでしょうか。

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