まず先月コロナウィルスの発生などについて書きました。
発端は中国武漢から拡大し、日本にはダイアモンドプリンセス号の横浜停泊くらいから広がったように思います。２月３日に横浜に帰港したクルーズ船に乗船していた乗客をウィルス感染の検査及び感染拡大を防ぐため２週間の隔離を行ないました。実はこの時期 2月14日から私はベトナムに旅行に出かけていました。私の頭からはコロナウィルスの事は完全に抜け落ちリラックスモードで旅行を楽しんでいました。インターネットで友人とのやり取りをしていましたが、この時期にはこのような重大なことになるとは考えてもいませんでした。

帰国後にもダイヤモンドプリンセス号での隔離は続いており、さらに亡くなった方がいるとの報道がされました。この辺りからようやく私も、国民も事の重大さを認識し始めたように思います。

かなり重大な事であると感じつつも先月の私が書いたトピックでは、そこまで恐れることはなく、しっかりとした行動を心がけることで収束させることはできると書いておりました。今となっては恥ずかしい限りです。１か月前にはここまで重大なことになるとはだれも予想していなかったと思います。

当初はウィルスといっても風邪の症状と大きく変わる訳ではなく、基礎疾患がある人や高齢者以外では仮に感染したとしても症状が出ない場合もあるので、さほど恐れることはない。ということだったように思います。ですがこのウィルスの特徴は驚異的な感染力である訳です。自分自身が知らない間に感染し、その後、感染拡大させてしまうことが一番の問題のようです。症状が出ない若者たちが知らないうちに他人に感染させてしまい、それが高齢者であったり免疫力の弱い疾患を持っている人であったりした場合、重篤な症状になったり、命の危機にも繋がってしまうことになる訳です。今となっては非常に恐ろしい状況であり国民一人一人の意識がとても重要だといえます。

このようなウィルス拡大を防ぐ日本における対策は海外のような方法とは異なり、感染したとしても重篤な症状にならない人たちには自宅での静養などにより自然治癒を促す。感染したことにより抗体をつけ、国民の６割以上が抗体を持つことでなだらかに終息させる。重篤な症状を発症した患者さんのみを治療にあてる。というのが日本の作戦だったようです。そのためやみくもに検査をすることなく、現在においても希望者が全員検査を受けるなどということはできません。日本が行うこの手法は比較的に真面目である日本国民であれば、死亡者を最低限に抑えながら終息させることは可能であろうと感じます。ですが、国や自治体が出す要請には拘束力がないため一部の国民たちには通じていない状況があります。そのためかここ最近、感染者が増えてきたように感じます。タレントの志村けんさんが入院後10日前後でお亡くなりになりました。タレント以外の方でも同じように感染されて治療をされている方はたくさんいると思います。やはり高齢者や基礎疾患の所持者を考えると自治体からの要請には真摯に向き合いこのような方達を増やさない、自分自身の身体を守るためにも従わなければならないと思います。

しかしここにきて緊急事態宣言や都市封鎖などもマスコミでささやかれてきました。日本の作戦であれば直ぐに終息するということは考えず、爆発的な感染者を出さないようにして、さらに死亡者を抑えながら長い期間をかけることになるはずです。アメリカ ニューヨークでは３週間で爆発的に感染者が増えました。ニューヨークと同様の事が起きるような気配も感じます。もしこのような爆発的な感染者増大があれば緊急事態宣言、都市封鎖などが発令されてしまうかもしれません。どこかで予測していたことと異なることが起きているのかもしれません。一つ明らかになったのは自粛要請を無視し夜間の飲食を伴う酒場でクラブ、キャバクラなどの出入りをしている人の感染です。特に若者たちの緩い気持ちでの自分勝手な行動がどれだけの人に迷惑をかけるかという意識の低さ、責任意識の欠如が問題になりそうです。

今回のコロナウィルスにおいてオリンピックが延期、様々なイベントが中止、国民への自粛要請によってショッピングセンター、飲食店、フィットネスクラブなど人が集まる場所はことごとく営業活動はできなくなりました。本当に社会への影響が強よく、私自身も学校の授業がゴールデンウィーク明けまで休校、セッションを行うスポーツ施設は閉鎖により日々の仕事ができない状況です。今後どのようなことになるのかも予測が立ちません。

５月のトピックを書くころにはどのようなことになっているのでしょう？今この原稿を書いているのが３月ですがこの後、緊急事態宣言は出てしまうのか？都市封鎖はされるのか？感染者、感染による死亡者はどのくらい増えてしまうのか？はたまた自分自身は感染してしまうのか？その場合家族に対して感染させないで入れるのか？本当に心配です。