今月のトピック バックナンバー

加圧トレーニングって?

5月ですね。ゴールデンウィーク真っ只中。皆さんよいお休みを過ごしておられますか?私は先日、左太腿の肉離れをしてしまいまして、ゆっくりとお休みを過ごしております。
今月は訴訟問題になってしまっている加圧トレーニングについて私の意見を載せてみます。

加圧トレーニングとはどんなトレーニングなの?

加圧トレーニングをウィキペディアで調べてみるとこんな事が書いてありました。

加圧トレーニングとは、腕や脚のつけ根を専用のベルトで締めつけ加圧し、血流量を適切に制限した状態で行うトレーニング法。血流量を制限し、上肢、または下肢に血液を貯留(プーリング)しながらトレーニングを行う事で上下肢内の乳酸濃度が高まる。トレーニング後に専用ベルトを外すと高濃度で溜まっていた乳酸が体内に流れていき、それに脳下垂体が反応する事により、 成長ホルモンが分泌されるとしている。ウィキペディア

芸能界でもこのトレーニングを実践しているタレントさんはたくさんいると思いますし、一般のトレーニング愛好者にも実践されている加圧トレーニング。私のところにも何件もの問い合わせが来ました。そのたびに加圧トレーニングはできませんとお断りしてきました。そもそも加圧トレーニングってどんなトレーニングなんでしょう。

加圧トレーニング

加圧トレーニングは認可されたトレーナーだけができる

このトレーニング自体は科学的な根拠により裏づけされてとても効果のあるものだと思います。軽重量の負荷で行うため、関節や腱などへの悪影響のリスクも少なく、成長ホルモンを分泌させることから筋力アップ・脂肪燃焼・ダイエットなどにも高い効果が期待できるものです。

意外と知られてはいませんが、ローリスクであることから小学生や中学生の成長期に行うことで、身長が伸びることも期待できるはずです。ただし、このトレーニングを指導するには高額な受講料を支払い講習を受け認可されないといけません。さらにトレーニングには特許認定がされており認可された以外のトレーナーは指導できません。なので私は加圧トレーニングを指導することは出来ません。

加圧もいいですが・・・

ですが私とクライアントのニーズでこのトレーニング方法を使わなければクリアできない問題はいままで経験したことはありません。特別なトレーニング方法に頼らず、クライアントの生活習慣に応じた方法をとって行く事がより効果が期待できますし、正解があるように感じます。高額なライセンス取得料に加え規制のある指導方法によって今は裁判沙汰にもなっているようです。(詳しくは判りませんが)私は少なくとも加圧トレーニングを指導することはありませんし、今後この方法が業界のスタンダードになることもないと思います。結局、芸能人とマスコミによって広がっていきましたが、マスコミが取り上げなければ少しずつ沈静していくのではないかとも思います。

色々なトレーニング方法があって、様々なトレーナーがいます。パーソナルトレーナーがかなり浸透してきている今現在、トレーニング指導を受ける側が方法もトレーナーも選べるわけです。 マスコミの情報だけに惑わされず自分の目的に合わせたプログラムを提供してくれるトレーナー選択ができると よいと思います。

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