ヒートショックプロテインって
2015年も早くも1か月が経ちました。1月は何やら新年会が多く、お酒を飲む機会が12月よりも多かったように思います(反省)。 2月は新しいことを始めていく予定ですので始動しましたら改めてご報告させていただきます。少々忙しくなるかもしれませんがしっかりと計画を立てて頑張っていこうと思います。
さて、今月のトピックですが、先日テレビで放送していたダイエットをテーマにしてみようと思います。普段、あまりマスコミが取り上げた内容については、関心を持つことはないのですが、今回は興味を持ったので自分なりに調べて、お話してみようと思います。
先日、テレビで入浴時にヒートショックプロテインを発生させてダイエットをするという方法が紹介されていました。今までダイエットと言えば『ぬるめの湯ぶねに半身浴で長時間入りましょう』が一般的でした。今回紹介されていたのは半身浴とは全く異なる方法で、週2回実践することで2週間で4kg程度体重を減らすことができたというものでした。これは画期的だぁ。
ヒートショックプロテインとは?
そもそも『ヒートショックプロテイン』とは何でしょう? 皆さんはヒートショックプロテインという言葉を聞いたことがありますか? 調べてみると、細胞が熱等のストレス条件下にさらされたときに、細胞を保護するため生成され上昇するタンパク質だそうです。ストレスタンパク質(英:Stress Protein)とも呼ばれていようです。働きとしては免疫力を高めたり、細胞を修復してくれたり、代謝を活発にして脂肪を燃やしてくれるようです。 ほぼ、すべての生物が持っているタンパク質です。
だとするとこれはダイエットにものすごく効果大ですよね!!おまけに免疫力が上がるため疲れにくく体調も崩しにくい、そしてお肌もプルプルになっちゃう訳です。では具体的にどうすれば良いのでしょうか・・・
ヒートショックプロテインを実践しよう!
ヒートショックプロテインと言う名称ですから熱ストレスによって生成されるわけです。体温を上昇させることができればOKです。運動などで体温を上げる事でも良いですし、今回紹介されていたのは入浴です。
- ヒートショックプロテイン入浴法
-
- まず十分な水分を摂取します。(500mlは摂りましょう)
- 40℃のお湯なら20分、41℃なら15分、42℃なら10分浸かります(目安)。熱ストレスを感じヒートショックプロテインが生成されるのは、体温が38度が目安なので可能であれば体温計を咥えて入浴。この時、お湯の温度が下がらないように、お風呂のフタで首まで覆うようにしてください。
- 体温確認ができたら湯舟からあがり、体が冷えないように暖かい場所で体をふきます。
- 10分~15分かけて、熱を逃がさないように体温をもとに戻します。
38度!!って驚かれる方もいるかと思いますが、そもそも人の体温は37度でも平熱として判断されるもので、体温計の赤文字により37度が発熱したときの境界域のような印象になっていますが特に問題はないようです。
38度に上昇した体温に対して身体は熱ストレスを感じ、ヒートショックプロテインを生成するわけです。さらにヒートショックプロテインが増加するのは、体温が上昇した後2~3日がピークで、その間は体の中に増加した状態でキープできるようです。ですから、週2日の入浴がベストな訳です。じゃあ、毎日入れば良いのでは?と言う事になりますが、毎日この方法で入浴しますと身体は適応性があるので慣れを感じてしまい、ヒートショックプロテインの生成がされにくくなります。ということから週2回の入浴が重要になります。もちろん通常の入浴やシャワーなどは毎日でも構いません。ここで注意が必要なのは、体温上昇させる際には血圧の上昇や心拍数の増大なども同時におこります。循環器などに心配がある方は医師の指示を受けてから行いましょう。
おわりに
極端な食事制限や運動の付加がある訳ではないので実践しやすい方法ではあります。またリバウンドの心配がほとんどなさそうなのも実践してみる価値はありそうです。ですがこのようなダイエット方法であっても過食や生活リズムの乱れなどがあれば上手く効果が期待できないかもしれません。ぜひ、ここはおさえておきましょう。
興味のある方はぜひ試してみてください。テレビでは2週間で4kgの減量に成功したと言っていました(笑)。私もチャレンジしてみようかと思っていますし、効果が期待できればクライアントさんのメッソッドとして組み込もうと思います。