コロナウィルス
3月になりました。2月は諸事情でトピックをお休みさせていただきました。
2月は自分自身でも今まだかつてないくらいに外出をしていました。29日間のうち17日間は横浜にはいませんでした。雪がないといっても斑尾高原スキー場には少ないなりにもお客様が満足できる程度の雪がありましたのでスキー場のお仕事を。後半はベトナムに出かけていました。ベトナムのお話はまたさせていただきますね。
今月は今、まさに猛威を振るっているコロナウィルスの拡大についてお話ししようと思います。とは言っても専門家ではないので自分自身の感じたことや知り得た情報などになりますが。
今回このような原因になったのが中国、武漢で新型コロナウィルスの感染が最初であったと思います。たしか武漢にある市場において売られていた動物から感染したということだったように記憶してます。このニュースが放映された当初は不衛生な環境下で開かれている市場なのだから仕方ない、中国は衛生面がまだ整備されていないのだな。というくらいに考えていました。これはおそらく私だけではなく日本国民のほとんどがそう思って、他人事と思っていたのではないでしょうか?まさか1か月後、日本でこのような大事件になるとは誰も予測していなかったでしょう。
日本では横浜に停泊していたダイヤモンドプリンセス号からものすごい勢いで感染拡大していきました。マスコミでは毎日どの時間帯でもコロナウィルスについての報道をしていますが、皆さんは正しい情報をどれだけ理解していますか?私はこのコラムを書くにあたって調べてみました。
コロナウイルスはごくありふれたウイルスなのだそうです。風邪の原因であるウイルスは数種類あり、私たちが日常的にかかる風邪の10~15%は、コロナウイルスによって引き起こされているそうです。このウィルスには数種類あって一般的な風邪のようなウィルスであれば生死に係るようなことはなさそうです。コロナウイルスの仲間による感染症は、ヒトに感染してカゼの症状を引き起こす4種類と、新型コロナウイルスのように動物を経由して重症肺炎の原因になる2種類の計6種があるそうです。 感染者を死に至らしめる可能性のあるコロナウイルスはこれまでに3回出現し、パンデミック(世界的流行)を引き起こしています。最初は2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)、次が2012年のMERS(中東呼吸器症候群)、そして今回です。ウイルスが世代交代を繰り返しているうちに、突然変異が蓄積して重篤な症状を起こすように変異したということのようです。
多くのウイルスは、野生動物、家畜、そして人の体の中に潜んでいるそうです。たとえばオオコウモリからは 58 種類のウイルスが発見されていて、「病原体製造器」といわれています。全体の数は明らかになっていませんが、既知の脊椎動物 62000種がこれぐらいのウイルスをもっていると仮定すると、少なくとも360万種ものウイルスがいることになります。 そんな動物が持っているウイルスですが中国では生きている動物を食用として市場で売られています。そう考えると新種のウイルスが人に感染し広がっていったこともうなずけます。
ですがマスコミが流す情報により、人それぞれ危機管理が本当に異なっているように感じます。私自身、電車などの公共交通機関を普段は利用していないこともありますが、人が集まるようなところにはいかないようにしています。かと言って品薄のこともありマスクはしていませんし、極端な行動をとろうとは思っていません。反対に、人によっては過剰なまでにマスク、ビニール手袋、外出さえも控えてしまう人もいるようです。実際のところはどうなのでしょう? そもそも風邪と同じウィルスが突然変異したものな訳ですから過剰反応なののではないかなどと思ってしまいます。はっきり言って分からないことが多すぎます。
アメリカでは現在インフルエンザが大流行していて、約2600万人が感染し、少なくとも14000人の死者が出ていると発表しています(2月19日CNNニュース)。日本でもインフルエンザで毎年数千人が命を落としています。
そう考えるとこのコロナウイルスそこまで敏感になる必要はないのではないかとも思ってしまします。今回のウイルスの致死率は数%ほどと見られています。大流行を引き起こしたほかの感染症に比べれば毒性は低めです。ただし低いだけに、感染力は強力です。感染しても発症せず、本人が気づかないまま広げていることも考えられます。
今後ですが、ウイルスにかかった人は体内に免疫ができますから、免疫を持った人が増えれば、感染のスピードは弱まると予想されています。参考になりそうなのが、遺伝子を80%共有するSARSの先例です。2002年11月16日の中国の症例に始まり、台湾の症例を最後に 2003年7月5日にWHOが終息宣言しました。流行期間は約170日間でした。専門家の間では、夏前にはピークを迎え徐々に落ち着くのでは、という期待があります。
早くに収束されればよいと思います。そして、ウイルスの脅威よりもすでに始まっているであろう差別問題。過剰反応を起こすことによって偏見や差別をばらまいたり、SNSによって怪情報を流す人が出てくるのは避けられません。このようなことを防ぐためにも政府が的確な判断をして、確実な情報を流してくれることを期待します。
今回はネット『カドブン』というマガジンを参考に一部文章をお借りしました。