今月のトピック

今年は雪がすごかった

北京オリンピックが終了して、日本人選手の大活躍で盛り上がった一方で、なんとなく後味の悪い審判のジャッジやIOCの対応には不信感しか残りませんでした。

それにしても今年の日本の降雪はすごいです。勤務しているスキー場もそうですが東北や北海道、日本海側の各県はことごとく大雪に見舞われて、大変な思いをしているようです。さすがに関東では積雪になるようなことはなかったですが、雪国の方たちは本当に大変です。

さてそんな降雪ではありますが、スノーボードをする私たちにはとてもありがたい訳です。今年は2年ぶりに東北にも滑りに行ったので、きれいな雪の画像やびっくりの積雪画像を撮りました。中々楽しいのでトピックにあげてみる事にしました。

斑尾へ

毎年の通り12月の終わりから斑尾高原で勤務を開始しました。年末年始はそこそこ雪も降って最高のシーズンを迎えることができました。

海外のお客様はコロナの関係で入国することができず、さほど多くありませんでしたがゲレンデは賑わっていました。スクール横のカフェレストランではテラスの屋根雪を下ろさずにいたため大変なことになっていました。テラス自体がつぶれてしまってもおかしくない程の屋根雪です。この後、スキー場の職員が重機で下ろしたのですが、本当に危ない状況でした。

屋根の上の雪 雲海のゲレンデ 朝一番の滑走

僕らは仕事が始まる前に朝一番でリフトにに向かって人のいないゲレンデを滑ることができます。そんな中で自然環境のご褒美をもらえることがあります。この日もお天気に恵まれて、きれいな雲海を見ることができました。

蔵王へ

1月は成人の日まで勤務をしましたがその後、コロナ感染が爆発的に拡大したため2月の勤務は短期となりました。その代わり2月初めには5年ぶりの蔵王温泉に繰り出しました。蔵王は独特な気候と地形により樹氷が有名なスキー場です。平日に行ったこともありお客さんは少なく存分にボードを楽しむことができました。

1日目、2日目ともに天気は曇りからの小雪が舞うかんじで晴れることは中々なく、樹氷原コースを滑るときにもガスに見舞われ、ほぼ視界ゼロでした。しかし3日目には雲の切れ間から太陽が度々顔をのぞかせてくれて、最高の景色の中を滑ることができました。実は何度も蔵王には行っているのですが今回が初めておひさまの中を滑ることができました。本当に自然の偉大さを感じることができました。そして、宿の窓からなんとカモシカが木の枝をかじっているところを発見しました。可愛い。

樹氷の中を滑走 樹氷 天気に恵まれました リフトから樹氷を望む
カモシカに出会う
仲間と 山頂からの景色

再び斑尾へ

2月の斑尾は尋常じゃない降雪で見たこともないような光景もありました。道路の横には雪の壁ができ、車で道を走っていくときも迷路のような中を走ることに。画像の通りバス停は埋まりさらに高い雪の壁になっています。

2月の終わりにはスキー場でとても悲しい事故も起こりました。僕らがよく朝一番で楽しむスキー場管理下のゲレンデで、非圧雪バーンのワールドカップコースがあります。そこは降雪により腰辺りまでの新雪のバーンになり、上級の技術がなければ滑走が難しくなっていたこともありますが、東京から来た30代の女性が滑走時に転倒して雪に埋まってしまい、亡くなってしまいました。自然の力は計り知れないものがあり、こんなに身近に起きてしまったことが非常に残念です。

3月に入れば暖かい日もあるとは思いますが、自然の力はまだ予測できません。暖かければ雪崩になったり、突然雪が降りだしたりするかもしれません。今年はまだまだシーズンを楽しむことが出来そうですが、最後までスキー場のルールを守って気を付けながら楽しみたいと思います。

雪に埋もれるバス停

斑尾高原では今シーズン最初で最後のバッジテストを6日に予定しています。興味のある方はぜひ受検してみてください。今年は雪が多いのでまだまだ楽しめますよ。ルールとマナーを守って最後まで楽しみましょう。

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