今月のトピック

日焼けについて

8月に入りました。世間ではコロナ感染が毎日拡大を続けています。一時は収まりかけたかに見えた感染拡大ですが、最近はワクチン接種を受けていない子供を中心に発症が拡大しています。この後、私たちは果たしてどのように向き合っていくことになるのでしょうか?

活動・行動制限は出ていませんが、クライアントさんの感染によりセッションが中止になったり、授業が急遽オンラインに変更になったりと影響は出ています。早いうちからの収束を期待していましたが、今後の動向は全く見えてきません。インフルエンザなどと同様に付き合っていく方向になるのでしょう。

シュノーケリングセットと浮き輪を持って、海に駆け出すこんがり焼けた女の子

さて、今月のトピックは真夏ならではのテーマでもある『日焼け』についてお話してみましょう。

以前は日焼けした肌が健康的な象徴でもあり、多くの人が日焼けを楽しみ、化粧品会社もサンオイルのCMをしていた時代がありました。

しかし近年は日焼けに対して完全予防を心がけるように言われています。CMはすべて日焼け止めに変わり、男性でも日傘をさし、紫外線防止のウェアもたくさん店頭に並んでいます。私は時代に逆行しており、真夏の炎天下でもビーチバレーなどをしていて、かなり日焼けをしています。

紫外線を浴びることにより日焼けをするわけですが、そこから少し掘り下げてみたいと思います。

日焼けには二つの種類があります。一つ目は強い太陽下での日光浴により数時間で皮膚が赤くなり炎症を引き起こし痛みを伴う『サンバーン』と言われるものです。もう一つは数日間の後、色素沈着しその後皮がむけてくる『サンタン』と言われるものです。どちらにしても皮膚に対してのメリットはないようですね。見た目の健康的な小麦色の肌はやはり身体に対してのリスクでしかないようです。

もう少し具体的な身体影響を見てみましょう。皆さんが良く言う日焼けによる皮膚癌ですが、これは紫外線が直接DNAを損傷させることが原因となるようです。しかし通常、この損傷はほとんどが自然に修復されて発症することはないようです。

ですがやはり近年、医学的にも日焼けによってシミやそばかすは増え、皮膚の老化、皮膚癌や白内障の発症、誘発もいわれています。さらに皮膚の免疫力も低下させることもと言われています。 ファッションとして日焼けする場合にも日焼け止めの使用が必須でしょう。

では日焼けはメリットはないのでしょうか?

ビタミンDを生成し、骨を強くする
ビタミンと言う栄養素は食事での摂取がメインではありますが、ビタミンDは体内で合成できる特徴をもっています。合成のためには紫外線が必要になります。ビタミンDが不足するとカルシウム蓄積が減少して骨が弱くなります。最近では骨粗しょう症の原因の一つとも言われています。
睡眠の質の向上
朝光を浴びると脳にある体内時計の針が進み、体内時計がリセットされて活動状態になります。また、体内時計からの信号でメラトニンの分泌が止まります。メラトニンとは「睡眠ホルモン」とも呼ばれているホルモンで、覚醒と睡眠を切り替えて自然な眠りを誘う作用があります。朝の光を浴びることにより正常に分泌され、睡眠の質が向上すると言われています。
うつ状態の抑制
「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンという物質が分泌され、精神の安定や平常心を保ち、直観力を上げるなど脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質です。セロトニンが不足すると慢性的ストレスや疲労、イライラ感、うつ症状などが見られます。
シュノーケリングセットと浮き輪を持って、海に駆け出すこんがり焼けた女の子

このようにメリットもいくつかあることも事実です。ですが、やはり炎天下での長時間における日光浴はリスクが大きくなるようです。メリットを考えた日光浴としては夏は日陰で30分程、冬は1時間程度が良いようです。やはり過度な日焼けはトラブルの原因です。適切な予防やケアをしながら、紫外線と付き合っていきたいものです。

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