友人データ

一般企業に勤める営業マン・冬場の週末はかなりの頻度でスノーボードに出かける・ウィークデーは特に運動はしない・お酒は好きでほぼ毎晩飲む習慣がある・通勤は自動車での移動がほとんど。一般的に太ってしまう典型的なタイプであります。

それ以降のやり取りはこんな感じでした。

• 西川：自分では運動は何が出来る？
• 友人：週末はスノーボードに行きます。その他何でもします！！負けたくないので！！
• 西川：毎日体重を測れる？記録もしておいて。
• 友人：測れます！記録します！
• 西川：平日歩いたり、走ったりする時間は取れる？
• 友人：取ります。どのくらいやれば良いですか？
• 西川：じゃあ30分歩いてみて。いつも間食はしてる？
• 友人：しないようにします。
• 西川：しないのがBESTだけど、したかったら食べてもいいよ。朝は食べている？　昼食は？
• 友人：朝は食べてます。昼食はお弁当を作ってもらいます。
• 西川：夜は少し油ものを控えるくらいで普通に食べてOK。
• 友人：はい（嬉しそうに）！！　で、お酒は・・・？
• 西川：缶ビール2本程度は飲んでも良いよ。付き合いで行かなければならない外食もあるし奥さんとの外食もたまにはする訳でしょ？気にしないでＯＫ。ただし飲みすぎには注意して。
• 友人：マジですか（嬉）！！
• 西川：とりあえずそれだけやってみて。

一週間後・・・

• 西川：その後どう？
• 友人：1.5㎏痩せましたぁ（喜）
• 西川：良かったね、でもこの後、体重は停滞するけれど気にしないで。
• 友人：えっ？何でですか？
• 西川：1.5㎏の脂肪がいきなり減ったわけじゃないからね。脂肪燃焼はいきなりするものではないよ。
• 友人：あっ！そうなんですか・・・
• 西川：でもこのまま続けていければ必ず減るよ！！

ポイント

ダイエットの初期段階ではスムースに体重が減るものです。通常1ヶ月前後で停滞期に入ります。また1週間程度で1.5kg減った場合、全て目的としている脂肪が燃焼したのでしょうか？1.5kgの脂肪を燃焼させるには約10500kcalが必要です。1日の摂取エネルギーより1500kcal多く燃焼しなければ減りません。とすると、おそらく体水分の変化・食事量の制限・老廃物の排出などが運動・生活習慣の変更により変化したことが理由ではないかと考えられます。

1ヶ月前後に起こる停滞期は身体の恒常性によるものが強く、身体が今までと違う環境に（摂食・運動によるエネルギー消費）適応するための機能が働くことで起きます。1ヶ月に体重を5%減少させると恒常性は最大に働くようです。なので、計画的に体重コントロールをしていくことが必要になります。友人の場合、ダイエット勝負がモチベーションをあげている訳で、暴走しないようにすることがダイエット成功のキーだともいえます。このまま続けていけば必ずダイエットは成功すると思います。

それからしばらくして・・・

• 西川：続いてる？
• 友人：歩くの楽なんですけど走ってもいいですかぁ?
• 西川：走るのは良いけれど、時間が短くならないようにしてね、15分歩いて15分走ってまた10分歩くようにして時間を長くしていこう。
• 友人：わかりましたぁ！

ここまでの体重推移

今回はここまで、この続きは次回4月のトピックに・・・
勝負のかかったダイエット作戦はたしてどうなるか!？

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