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姿勢のお話②

8月になりました。毎日異常な暑さが続いていますが皆さんは体調は大丈夫ですか?
今月は前回の続きで姿勢についてお話をしようと思います。

私の勤務している学生にお願いして画像を撮らせてもらいました。皆さんでも判断できそうな簡易的な姿勢評価で、改善のためのヒントも示しておきます。ぜひ参考にしてみてください。

では早速始めてみようと思います。
前回姿勢の見方として横向きで立ってみたときに『耳・肩・腰・膝・くるぶし』が一直線上になっている状態が良い姿勢という事を言いました。

①の画像を見てみましょう。赤い点が上にあげた各ポイントです。そして線でつなげてみました。彼女は比較的直線に近い状態を描いていますが、緑の線を重ねてみると足首から前に倒れており、それを膝が曲がり股関節と骨盤を前に倒すことバランスをとっていることがわかります。
次に②と③の画像を見てみましょう、正面と、真後ろから見た画像です。身体の真ん中に縦の線を入れてみると左右に傾いていないことがわかります。ですが肩の高さをみると右肩が下がっています。また左の腕が前に位置し方が上がり、前方に巻き込んでいます。さらに腰のラインに横線を入れてみると右の脇が肩が下がっていることもあり狭くなっていることがわかります。

画像では着用しているシャツがややルーズなため、はっきりとしたラインが確認できませんが、右の肩甲骨が下がっているか、右側腹筋が緩んでいる事が推測されます。

姿勢 横
姿勢 前
姿勢 後ろ
2308_04

このことから以下の事が推測できます。

  1. ふくらはぎの筋力不足
  2. 股関節前面の柔軟性不足
  3. 大臀筋筋力不足
  4. 右側腹筋筋力不足(腹横筋、腹斜筋を含む)
  5. 肩甲骨の動きを制御する前鋸筋の可動性及び筋力不足

以上のようなことがわかります。
この5つのポイントをトレーニングしていくことで姿勢の改善を行うことが可能になります。あくまでも第1段階の評価においてですので修正や追加などは必要になると思います。

2回に渡って姿勢についてお話をしてきましたが、自分自身では普段から無意識で行っている姿勢ですから中々気が付きにくいことだと思います。ですが簡単な評価としてみるポイントを絞りこめば気が付くことが可能になるはずです。

見た目でのざっくりとした評価であっても弱い筋肉にはトレーニングを硬い筋肉にはストレッチングを毎日行えば必ず姿勢は改善させることが可能です。一人で鏡を見ながらでも構いませんが、スマホなどで簡単に撮影できるのであれば、誰かに協力してもらい撮影をしてみると良いと思います。

先ずは自分自身の姿勢を知るところから入り、美姿勢の持ち主になりましょう。