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トレーニングの原則

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2024年今年は私にとって少々特別な年になりそうです。
年齢も2月に60才になることで還暦を迎えます。少し前の世代であれば定年を迎える年でもあります。身体も気を付けていかないと衰えて行く速度がどんどん上がってしまいます。
そんなこともあり、2024年1回目のトピックはトレーニングのお話をしたいと思います。

皆さんはどのくらいの頻度でトレーニングされていますか?
人にもよると思いますが、毎日GYMに行かれる方、週に2~3回程度の方、週1回の方と様々だと思います。聞いてみると毎日行かれる方はウェイトトレーニングであればトレーニング部位を変えているようです。トレーニングは毎日行うことが良いのでしょうか?以前お話ししたと思いますが振り返ってみましょう。
トレーニングを実践していく上で『トレーニングの3原理』と言うものがあります。

トレーニングの3原理

1.過負荷(オーバーロード)の原理
身体に一定以上の運動負荷を与えることで、機能が向上するという原理です。つまり「いつもと同じ」では向上は期待できないということです。負荷は少しずつを多くしていくことが必要です。
2.特異性の原理
トレーニングをした部位、機能のみに効果が現れるという原理です。腹筋運動を行ったら腹筋の筋力がアップしますし、持久的な運動をしたら持久力がつきます。
3.可逆性の原理
トレーニングで得られた効果は、休止することで失われてしまうという原理です。やめると戻ってしまうということは、適切な運動を続けることの大切さを表しています。

さらにこの原理を基にして5つの原則が以下のように記されています。

トレーニング5つの原則

1.全面性の原則
「全身をバランス良くトレーニングしましょう」という原則です。有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟性などの体力要素をバランスよく高めることが重要です。部位や動きが偏ることで、全身のバランスが崩れて怪我や痛みの要因にもなります。
2.個別性の原則
「個人の特性や能力に合わせたトレーニングをしましょう」という原則です。年齢、性別、体力、生活環境、習慣、性格、運動の嗜好など自分に合ったやり方がわかれば、効率的に体を鍛えることができ、継続意欲にもつながります。
3.意識性の原則
「トレーニングをするときに意識の持ち方によって効果が変わります」という原則です。運動の内容、目的、意義をよく理解し、積極的に取り組むこと。そして、どこの部位を鍛えているのか意識しながら行うとトレーニング効果がアップします。
4.漸進性の原則
「急な効果を期待するのではなく、焦らず少しずつレベルアップすることが大切」という原則です。運動強度・時間・頻度・技など急に激しく、難しいものにチャレンジするのではなく正しく理にかなったことを行いましょう。少しずつ順を追って、段階的に育てる力は失われにくく、適切に体を鍛えることができます。
5.反復性の原則
「継続的に行うことでより大きな効果が得られます」という原則です。体力の向上には少なくとも週3回以上、規則的に、長期間行うこと。技術面でも何度も繰り返し継続することで、神経系も強化され「自分のもの」とすることができます。

上記から考えるとトレーニングの頻度は内容や部位を変えながら行うことを前提にすれば毎日実施しても良いと言う事です。毎日行う人であっても原則に従って行えばオーバートレーニングにはならないと言う事になります。ですが毎日トレーニングをする方は中々いないと思います。私も頑張って週2回程度の実施です。それでも地道に継続をしていくことで体力や筋力が落ちていくことは防ぐことが出来そうです。

私のトレーニングのルーティンとしては有酸素運動を15分、ストレッチングを20分程度、筋力トレーニングを40分~60分で行っています。

GYMでよく見かけるのはウォーミングアップもなしにバーベルでベンチプレスをする男性です。これは本当に多いです。そういった方は見ているとほとんど下半身のトレーニングはしていません。(個人的な見解ですが)

以前に比べるとネットなどでの情報が入ってきやすいとは思いますが、切り取った知識ばかりになりがちです。トレーニングは行えば必ず結果が出るものです。正しく計画的に行うことが大事ですね。

地道なトレーニング計画を。

目的を持つ⇒目標を明らかにする⇒自身の生活習慣に入れ込む⇒計画的に実践する⇒習慣化する⇒新たな目標を設定する

モチベーションを維持するためにも目標を明らかにして習慣化していくことが必要ですね。

私も2024年は自分を見直しながら計画的に地道にトレーニングしていきたいと思います。